伝えたいこと

わかいやすいパーソナリティー障害「特徴をわかりやすく解説」

人格障害・パーソナリティー障害は一般教養である

 

人格障害についての知識を持つことは、現代では一般教養である」と言われるようになりました。

「教養」と言う言葉もあまり使われなくなりつつあるので、言い換えるのであれば、

「一般的に人間が持っていると考えられる様々な分野での知識や常識」と言えます。

 

何故「一般的と考えられる知識や常識」として、人格障害を知る必要があるのかと言う答えには、多くの人たちの悩みとなる「対人関係」にこの人格障害を持つ人が関わっていることが非常に多いことが理由です。

皆さんの周りにいる人格障害者、もしくはその傾向を持つ人から影響や被害を受けないように

診断基準ではなく、実際の特徴や傾向について説明していきます。

 

厄介な人格障害の診断名の変更

 

人格障害は、その診断名から「性格の悪い人」というイメージを持たれると言う理由から、現在は「パーソナリティ障害」と診断名が変わりました。

 

「人格障害は幼少期からの性格の隔たり」に対して付けられている診断名なので、人格をパーソナリティと言葉を置き換えてもその特徴は変わらないことから、現在も医療機関では、人格障害という表現が使われることが多いです。

患者さんへの診断名として伝える際には「〇〇性パーソナリティ障害」と言うように変更された診断名を使っています。

 

同じように診断名が変更された「精神分裂病」は、現在は「統合失調症」と診断名が変わり、現代において以前の診断名の「精神分裂病」と言う医者はいません。

しかし「パーソナリティ障害」に対しては、いつまでも医者が人格障害とつい使うのは、それだけ厄介な人たちだとも言えます。

精神分析学の創始者と言われる ジークムント・フロイト さえも「人格障害者」をひどく嫌っていたと言われていますから、その厄介さが伝わってくるエピソードとも言えますね。

ジークムント・フロイト

さて、そんな人格障害の具体的な傾向をみていきましょう。

 

日本での割合

 

こちらは、厚生労働省からの引用です

アメリカの研究では、人口の15%の人がパーソナリティ障害であると報告されています (Grantら2004)。しかし治療につながる例は少なく、実際に医療機関を受診するのは、他の精神障害を合併しているケースがほとんどです。

厚生労働省|病名から知る

 

上記からも分かるようにアメリカの研究では人口の15%がパーソナリティ障害との報告がありますが、医療機関へ受診するケースは精神疾患を合併したわずかな割合となります。

大多数のパーソナリティー障害の人が、ごく普通に社会にいるとも言い換えることができます。

アメリカでの研究報告の中には、人口の25%と言われているものもあります。

日本においては、パーソナリティー障害の研究が遅れているため、正確な把握が難しい現状もありますが、アメリカと同等数の割合であると考えられています。

 

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パーソナリティー障害とは?

 

診断基準をみると、とても分かりにくい!のです。

診断基準を知りたい方はこちらをご覧下さい → 厚生労働省

診断基準のタイプ別は、隔っている性格傾向を強く示している傾向によって分けられているにすぎません。

専門家でしかそのタイプを判断することはできず、一般人では判断するには無理があります。

 

パーソナリティー障害の特徴を知りたくて、検索しようものなら自分が何らかに当てはまり、自分自身を疑うことに陥りそうなほど非常にわかりづらいので、ここからはサクッとまとめて説明していきます。

 

パーソナリティー障害とは

子供の頃からの性格の隔たり と言えます。

 

私たちは、大なり小なり隔たっている部分はありますが、この隔たりが異常に大きい人を指しています。

大きく隔っているなら、すぐに分かるのでは?と思われるでしょうが、パーソナリティー障害の人は隔たっている内面世界を隠して暮らしている為に、多くの人が実際に被害にでも合わない限り、気がつかずに生活しています。

 

日本の場合は、パーソナリティ障害への知識がないが為に巻き込まれていても、気が付けないことがとても多いのが現状です。

 

大きく性格が隔っている人は、隔って固まっている人格とも言え、その隔っている考えも揺るがないものなので、柔軟性のある普通の人の方が自分が悪かったのではないか、自分の責任ではないか、と思わざるを得ない状態に陥りがちになります。

ここが、フロイトから始まり現在の医者ですら、

「厄介だ」と言われるところなのです。

パーソナリティー障害の本人は自覚がありません。

自覚なく人に迷惑をかけるからこそ 厄介 なのです。

 

もう一つのタイプとしては

パーソナリティスタイル と呼ばれるものがあります。

サクッと言うなら、

厄介 とまではいかないが、パーソナリティ障害の性格傾向と似ている人たちを指します。

こちらも同じように自覚なく、人に迷惑をかけるので 少し厄介 と表現できるでしょう。

次にそんな 厄介な人 をザックリと現実社会で分かりやすいように挙げていきます。

 

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わかりやすいパーソナリティー障害の特徴

 

診断基準ではタイプが分かれていますが、パーソナリティー障害では共通の傾向があります。

批判に弱い

 

パーソナリティー障害の人にとって、批判は耐えることのできない屈辱なのです。

私たちは誰しもが、批判されれば当然のごとく嫌な思いになりますが、パーソナリティー障害のある人にとっての批判は、自分が崩壊してしまうほどに耐えられないことなのです。

これは、彼らの内面世界での感じ方です。実際に現実社会で生きていくためには、この批判に対して内面世界で何らかのアクションを起こしています。

  • 批判内容が記憶に残らないように瞬殺する
  • 批判内容を記憶上で書き換えてしまう
    など。

 

上記の内面世界から周りの人への対応にはこんな特徴があります。

 

  • 批判的意見と受け取れることに対しスルーする

    一般的な人は、話の内容がつまらなかったのかな?そんな思いになりがち。こちらが批判的意見を言っているわけではないにも関わらず、彼らがそう受け取れることにはスルー、無視、返事がない。
    LINEやメールのやり取りでも同様にスルーが多い。
    このタイプの人と関わると、こちらの話題に問題があったと感じ、相手の話に乗るか、相手の好む話題だけになるので大変疲れることになる。

 

  • 猛反撃に出る

    その場で激しく罵倒され攻撃されるか、その後に猛反撃をくらうことになる。
    周りへの洗脳活動とも言える言いふらしが始まり、自分の知らない内に自分が悪者となってしまっている。
    関係のない人から「〇〇なんだよね?」と、何を言っているのかわからない、身に覚えのない情報を聞くことがあればその人物には要注意である。彼らは隔っている考えで、脳内で変換した嘘とも言える内容を、強く周りに訴えるので、その強さとあまりの巧みさにに周りが信用してしまうことになる。
    社内または交友関係の中で、間違っていない些細な注意、些細な言動から問題が大きくなり自分の言い分は通らずに収集が着かない状況に陥り自分が謝罪するハメになる。

 

  • 陰でネチネチと攻撃される遠回しな表現を使いネチネチとした攻撃をされる。
    遠回しな表現のため、悪意があるのかが判断できないので、嫌な感情を抱きつつも振り回される

 

彼らより、自分の方が強かった場合には、彼らは簡単に精神状態の悪化を示す。

抑うつ状態や寝込むほどの鬱状態、不安定な精神状態から支離滅裂な言動へと変わるなどが多く見られる。

 

それほどまでに「批判」に弱いのです。それゆえに身を守るために出る反撃行動には予測不能であるので、これらの傾向がある人とは十分な距離を保っておく方が無難でしょう。

共感性の欠如

 

共感性が乏しいというレベルではなく、共感性に欠如していることが特徴。

しかし、現実世界で生きていく為に、共感している振りをしています。

 

  • 楽しい会話には共感性があるが、その他の感情には共感性がない
    悲しい、辛い、寂しい、怒り、などのマイナス感情には共感することができないため「合わせてもらっている」かのような印象を受ける。
  • 共感できないことから、嫌味や皮肉などで攻撃して交わしていることもある
  • 何を言っても理解してもらえないと感じることがある

 

人は全てを理解することは不可能ですが、人との関わりにはこの共感性は欠かすことの出来ないものです。

わからないからこそ、理解する為に共感しようとするものです。この共感性の欠如した人と関わることは電柱やポストと話をしているようなものです。嫌な思いをしないだけ電柱やポストの方がましかもしれません。

共感性がないな、と感じる人には注意が必要です。

 

自己誇大感

 

彼らは、辛く苦しい局面において、自己を見つめることから逃げ、誇大感によって自己を形成しています。

例えば、子供の頃に辛い環境にいたとします、彼らはそこから逃げるために「本当の自分は凄んんだ!」と空想して逃げ始めます。友達に揶揄われても「本当の自分は凄いんだ!」と空想するのです。

そうやって大人になるまで逃げ続け、大人になってまで逃げる手段として持ち続けてしまっています。

 

  • 可能になることがない夢や想像を持っています
    年収が低い・経済的に不可能、人徳もないのに会社を設立しようとか、いつかは〇〇になってやる、と言うような不可能な空想をしている。
  • 自分は凄い、自分はカッコイイ・可愛い、自分って偉いなど、実際の自分とは掛け離れた自己像を持っている。
  • 分かりやすいタイプの人だと、人の真似をしたがる、見栄を張る。
  • 他人が買った物を真似して買う人も多い。

 

決して表面には出しませんが、自己のイメージを膨らませて持っているので、関わる中でこれらを感じとれる人には気をつけたいものです。

これを言い換えると、思い込みの自己像と言えます。

砂なの上の城のようなもので、何もない歪んだ自分に思い込みの自己像を作りあげているにすぎません。

 

ですから、パーソナリティー障害を調べると、批判に弱く傷つきやすい、劣等感が強いなどと説明されているのです。

これについては、次で説明する「極端な白黒思考」を読まれるとわかりやすくなると思います。

 

極端な白黒思考

 

人は誰しもが白黒思考になる時があります。例えば、深く悩んでいる状態などでは「やるか、やらないか」「できるか、できないか」といったように一時的に白黒思考になるものです。

しかし、パーソナリティー障害の人は極端な白黒思考のみでしか考えることができません。

しかし、これも社会で生きていくために、柔軟性がある振りをして人と関わっているので、これらに気がつくのが一番の難しい部分です。

 

極端な白黒思考とは、「敵か味方」「善か悪」「優か劣」「好きか嫌い」「正しいか正しくない」のように極端な思考が特徴。

 

  • 自分が優れているなら、相手は劣っている
  • 自分が正しいのであれば、相手は間違っている
  • 自分が真面目であれば、相手は不真面目(優劣をつけまる)
  • 自分が良い人間なら、相手は悪い人間
  • 自分を好きか嫌いかの極端で判断しようとする(敵か味方かにわける)
  • 自分が優しい人なら、相手は優しさなどない人

 

  • 否定に弱いことにも関係くるが、他人の優れていることを認めると自分は劣っていることになり、自分が悪かったと思へば相手が全て正しいというように極端な思考ですので、彼らにとって他人を認めると言うことは自分の価値や存在そのものを否定するほどの大きな問題になります。これらの理由から他人を認めることが出来ない。

 

  • 人を認めれば、自分が劣っていると感じる極端さ、
    これがパーソナリティー障害の人は、劣等感が強いという理由なのです。

 

他人を気にして社会に馴染んでいるので、その内面世界に気がつくことには難しさがありますが、

  • 否定ばかりしてくる
  • 他人の目を気にして、自分の本心は話さない
  • 自分の物差しでしか人を判断しない。
    一見、自分に厳しく他人にも厳しい人のように感じることもある
  • 自分より上の人には媚びるが、下だと判断した人を極端に見下す。
  • 段取りや1日のスケジュールに異常に拘る

 

これらを三つ以上持つ人には要注意だと思います。

人は良いところもあれば、苦手なこともある。自分が正しいこともあるが、自分が間違っていることもある、というように人はグレーの思考や考え方で当たり前なのです。

 

パーソナリティーに問題のある人と関わってしまうと、彼らは全てにおいて正しく優れていると思っているのですから、こちらは当然、全てにおいて劣っている人と見なされてしまいます。

 

気がつかずに関わってしまえば、知らず知らずに心を病んでいくことになるでしょう。

 

日本での治療と原因

 

日本では、人格障害の治療の遅れがあります。近年になるまでは、治療不可能として位置付けられてきました。

 

近年になり、治療可能であるとされ「パーソナリティー障害」と診断されるようになりましたが、実際にはその治療には困難があり、診断名を症状に対しての診断に留まっている現状も同時に存在しています。

冒頭でも触れましたが、ほとんどのパーソナリティー障害の人は病院へは来ることがありません。

合併症の精神症状から受診してきていますので、その精神症状だけを診断名とし、パーソナリティー障害と診断しないことが多いのです。

 

そして、昔から「人格障害は治らない」というイメージ強くあるため「パーソナリティー障害」と診断しないという考えの医者もいるもの現状です。

 

原因について

 

厚生労働省のホームページではこのように説明されています。

 

現在急ピッチで解明が進められていて、生物学的特性や発達期の苦難の体験が関連していることがわかっています。たとえば、衝動的な行動パターンは中枢神経系を制御する神経伝達物質であるセロトニンが作用している神経系の機能低下によるものだと考えられています。また、養育者が身近にいられなかったなどの養育環境が不十分だったことや、養育期につらい体験をしたことなどが、発症と関連しているともいわれています。

厚生労働省|パーソナリティー障害

 

自分を歪ませなければならない環境には同情しますが、同じように辛い環境を乗り越えてきている人もいます。

やはり自分から逃げずに、自分を見つめ育てることをしてほしいですね。

 

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