人間関係

自己愛から自尊心への成長過程

自尊心について考えよう

 

自尊心について検索すれば、たくさんの情報がありますが
何だかいまいち分からないなって思うことありませんか?

私は、20代前半の子供達がいるので、そんないまいち分からない部分を聞かれたり、知り合いからも「よく分からないんだよね」って聞かれることがありました。そもそも「自尊心って何?」って人もいるので、知らない人には使えない言葉になっていたりするので私視点で説明したいと思います

 

自尊心とは

 

「自尊心」は、教育、医療などの分野では「自尊感情」と言う言葉で使われています。

現代においては「自尊感情を育てる」ことは、国の教育目標にも明確に示され、小中学校の教育目標において具体的な教育計画が立てられ、教師の心構えや教育実践なども示され、子供たちの心を育てることが目標に取り入れられています。このことからも分かるように、自尊感情と自己肯定感は生きていく上でとても重要になってくるのです。

 

  • 自分をかけがえのない大切な存在だと思える
  • 長所・短所があって当たり前だと思える
  • ありのままの自分を好きだと思える
  • 自分を素晴らしいと褒めることができる
  • 自分って結構できるな!と思える
  • 自分はほどほどに良い人だと思える
  • 自分を励ますことができる

 

このように現すことができます。
「自尊心」が育つと「自己肯定感」が育ちます。

皆さんが本当に知りたい「自尊心」とは「自己肯定感」を含めての上記の感覚と言えます

 

自尊心は上下するのか?

 

実は「自尊心」と「自己肯定感」はセットの感情なのです
感情なので、当然上がったり下がったりします。

 

悲しい、嬉しい、怒りなどの感情と同じで揺れ動いてもいいものです。自尊心が高い人格者であっても、悲しい時には悲しみ、辛い時には落ち込むみます。それに伴い感情に似たものである「自尊心」や「自己肯定感」も低い状態になるのは当たり前であり、ただそれを他人が目にしていないだけと考えると少しは伝わるでしょうか。
そして「自尊心は高すぎても低すぎてもいけない」「自己愛が強い」など良く聞く言葉もありますが、そもそもこれらは何を基準にしているのでしょうか。

次に「自己愛」「自尊心」「自己肯定感」これらの成り立ちを説明します。

自己愛から自尊心への成長

 

現代で使われる「自尊心」は精神分析の創始者と言われる「ジークムント・フロイト」の精神分析理論から多くの心理学者や精神科医など論議や研究を経て、現代の精神医学や臨床心理学へと繋がっています

 

自己愛

生育面では赤ちゃんの時期から「アタッチメント」の形成が最も重要となり(愛着とも言います)これが人格形成の基盤になります。母親の揺るぎない愛情から安心や安全を形成します。この過程で「アタッチメントの障害」が起こるとその後の人格形成に大きな問題を引き起こします(愛着の障害とも言います)

そして、
生まれてから5歳くらいまでは、自己愛と呼ばれ自分を対象とした愛の状態です

2歳〜5歳くらいの子供を想像してみて下さい。自己中心的で我が儘。他者であるお友達に「〇〇ちゃんは、鼻が大きいから嫌い」と平然と言ってしまえるように、他者を理解し愛することは出来ない状態です

大人で言う「自己愛の強い人」はまさしくこの自己愛の状態ですので、子供っぽい特徴があります。見栄を張ったり、正当化ばかりだったり、他人を見下したり、褒めてもらうことばかりを望んだり、自分を大きく見せようとしたり・・・
「自己愛が強いな」と思う人を5歳児として想像してみると、納得できるものがあるかもしれません

 

自尊心・自尊感情

自己愛の状態から、9歳くらいにかけて育っていきます
母親の揺るぎない愛情のもとで、自分という個性を認めてもらい、褒めてもらうことで育ちます。「成熟した自己愛」とも言い、自己愛が成長したものが「自尊心」なのです。

    

自己肯定感

母親の揺るぎない愛情と他者からの関わりの中でも個性を認めてもらいながら「やれば出来る!」と言う多くの成功体験を積むことで「自己肯定感」が育ってきます。

学校での教育で、昔と違って目につくことに学習発表会や小さな発表会のような事、自分の感想を言う機会が多いのは「やれば出来る!」の成功体験を積む為なのです。

この時期に身につく「やれば出来る!」の成功体験は、大人になってからの様々な場面へ平行移動することの出来る感情となるのです。

例えば、何かを始めて見たい、何かをやってみたい、こんな仕事をやってみたい、こんな風に生きてみたい・・・と思った時に「やれば出来る!」と言う感覚があるので行動へと移していけるのです。
そして、自分自身や物事を肯定的に捉えらえることが出来るので前向きな人生へと繋がっていきます。ポジティブな人、ポジティブ思考と言われる人はこの「自己肯定感」が育っている人なのです。

この「自己肯定感」は、辛く苦しい状況においても重要なのです。

辛く、苦しい状況であっても、自分や物事を肯定的に見られることで、苦境を脱する力となるのです。

そして、他者愛も育ち始める時期でもあります。

   

他者愛

思春期は養育者に依存しコピーしてきた自分から、コピーしてきた自分の下で育ててきた本来の自分に脱皮する時期です。人格形成がきちんと出来ていると脱皮した自分の中に他者愛」が育っています。自分と他人を分けて考えられ、他人を認め、他人を愛することが出来るようになります

 

    ここからは、他人を通して自己を形成していく時期となります

これらの過程で傷つきがあると

 

自己愛からの成長を話してきましたが、この過程で傷つきがあり人格形成に問題があると生き辛さを抱えることになります。

日本独自で抱える大きな問題には、自殺、精神疾患、引きこもり、ニート、いじめなど「自尊心の低さ」からくる問題がたくさんあります。

国ごとの自尊心についての調査の結果では、日本は最下位と出ている程ですから皆で考えていかなければならない問題ではないでしょうか。

生き辛さという面では、本当に多くの人が抱えている問題でもあるので人事ではありません。自分が楽に生きていても自分の子供たちがこれらの問題を抱えないように考えていくことは大切です

セクハラ、パワハラ、モラハラ、DVなどの問題も、自尊心の低い人たちが起こす問題です。

 

子供の頃からの人格の隔たりが大きいと、人格障害となり、その隔たり方によって、様々な人格障害があります。人格障害は本人より、巻き込まれる人の方が大変になるのですから厄介としか言わざるを得ません。

 

最後に

 

今回は自己愛から他者愛までの成長過程の説明で留めますが、
これから育児をされるなら「アタッチメント」に目を向けると子育てが楽しくなるかもしれません。

小学生くらいのお子さんについて「どうして家の子はこうなの?」と悩まれたなら、説明してきた心の成長過程の中でつまづきがないか、考えるとヒントが見つかるかもしれません。

いじめの問題では、イジメる側もイジメられる側も双方の自尊心の低さが原因しています。そこを見直すことで子供さんが楽になれるかもしれません。

生きづらさを抱えているなら、もはや親は育て直しをしてくれませんから、自力で自分を育てていきましょう!

パワハラ・モラハラに合っているなら、相手の問題であると理解する為のヒントになるかもしれません。

それぞれが、抱える課題は本当に人それぞれです。
何かのヒントとしてお役に立てるといいのですが・・・

 

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