伝えたいこと

クレヨンしんちゃん「よっこい、しょういち!」の横井庄一さん

よっこい、しょういち!

 

アニメ「クレヨンしんちゃん」に出てくる、しんちゃんのお父さんが立ち上がる際に言うセリフ

「よっこい、しょういち!」をご存知ですか?

このセリフの由来を知っている人もいる中で、若い人たちには不思議な謎の言葉となっているようです

「よっこい、しょいち」の由来は、

「横井庄一」さんと言う方が、

太平洋戦争集結から終戦を知らずに28年間もグアム島で一人サバイバル生活をして生き残った最後の日本兵して話題になりました。
帰国後の記者会見で「恥ずかしながら帰って参りました」との発言から、その後この発言が流行語になりました。
そんな時代の流れの中で「よっこい、しょういち」は駄洒落として生まれたようです。

 

私が横井さんの話を初めて聞いたのは、28年も昔のことでした。当時ですら、横井さんは同じ時代の人ではなく、面白がって聞いていたことを思い出します。
それが、何故、今頃になって横井さんが出て来たのかと言うと、アニメ好きな娘から
「しんちゃんのお父さんのセリフのよっこい、しょいち!って何だろう?時々同じように疑問に持つ人いるんだけど・・・」とつぶやいた言葉からなのです。

私は、その由来を知っていたので簡単に説明すると、娘は興味を持ち検索します。

その後には娘の周りで同じような疑問の声が出ると、娘が教えるのでお友達も検索、と広がっていきました。こんな風に横井さんの名前は残ってきたのだと思いました。

娘世代にしてみると「クレヨンしんちゃん」から、驚きの人物が出てくるのですから興味を持つでしょうね。

私には、その後にそれ以上の衝撃的な人物として自分の人生に出てくることになります。

横井庄一 – Wikipedia

↑ 横井庄一さんはこんな方です 

 

私の人生に出てきた横井さん

 

私は、複雑性PTSDがあります。虐待環境から逃げ出し、安全な場所にいても続く恐怖は発症当初には凄まじいものがありました。
近くのコンビニへ出かけるだけでも、怖いのです。その恐怖は、敵に見つかるのではないか、見つかったら殺される、そんな恐怖でした。自分に大丈夫だと言い聞かせても、見つかったら殺されるというような強い恐怖を前にして、どんなに武装していたといしても私は戦えない!怖い!と感じました。

そんな恐怖の中で、出てきたのが「横井庄一さん」でした。

 

横井さんは、生きたくてサバイバル生活をしていたのではない!

横井さんは、恐怖から逃れるために生きなければならなかったのだ!

そう確信が湧いてきました。
28年間と言う長い年月を犠牲にしてしまった横井さん、深い悲しみの感情と共に横井さんの人生について考えることに繋がることになりました。

http://www.kuronowish.com/~oshika18/newpage201.htm

横井庄一記念館 ↑↑

 

横井さんは、仕立て物屋の職人でした。
20歳になり戦地へ送られその後は28年間のサバイバル生活。
そして、高度成長期の時代へと帰って来たのです。

私たちの言う「人生にはいろいろある」を通り越している凄まじい環境の変化の中で横井さんの人格はどう繋がっているのか、繋がっていられるものなのかを考えてみました。

なぜ、考えたのか?それは、私が虐待環境から逃げてきて平穏な日常にいて考えると、今の自分なら許さなかっただろうと思うことが、何故虐待環境の中では思えなったのかを考える時にまるで別人かのように思えて、どちらが本物の私なのか混乱する時があったらなのです。

 

横井さんは、横井さんであった

 

横井さんのサバイバル生活と以前の仕立物職人時代を比べて行く中で、想像を絶するサバイバル生活の中に横井さんのお人柄が見えてきました。

横井さんは、最初は金属が何かしらあったのでそれらを工夫して道具を作っています。そして金属がなくなると現地にある物で道具を作ったり、
エビなどを獲る仕掛けも自分で工夫して作っています。これらは、帰国後に公開されたようですが、大変素晴らしい出来栄えだったようです。
道具ばかりではなく、食べられるもの、そうでないもの、それらの加工から始まって、横井さんが工夫していることは、その考え自体が「論理的思考」によるものであると言えます。

現地での植物などを使い、布を作り、自作で機織り機を作り、洋服を作っています。

仕立物職人とは言え、論理的思考がなければここまでは出来なのではないでしょうか。
そして職人気質が強くこだわりのある方なことも、当時に作った物の完成度を見ればわかります。

エビなどの仕掛けをする際や、移動には足跡を残さないように川の中を歩いて移動していたり、火を使った灰や何かを作った際に出るゴミなどは、証拠が残らないように埋めていたり、寝ぐらにしている穴も時々変える、火は夜間に穴の中で焚くなど、慎重で完璧です。

カレンダーも自作で作り、28年間でわずかにしかズレていなかったのも驚きです。
几帳面さも感じます
自暴自棄にならずに恐怖と戦い続けるには、精神的な強さも必要です。

 

サバイバル生活を抜きに考えてみると、
論理的思考の高い人、真面目で慎重であり完璧主義、几帳面、精神的強さ
これだけ揃っているなら、お人柄は良い人だったと思われます。

横井さんは、強い精神力だけはなく、これらの性格的気質があったから生き残れたのではないでしょうか?

帰国後の日本は大きく変わっていましたが、そこへ適応して自分の人生をまた歩く横井さんは、ここで述べてきたような気質の人だからこそ出来たのではないか、と考える時に横井さんは、大きな時代と環境の変化においても横井さんであったのだと思えました。

 

その後、横井庄一記念館の館長をされている奥様をお話をさせて頂きました。

「横井は、最後まで当時の想いを語ることはなかった。
私たちが想像しても理解できないほどの計り知れない想いがあるのでしょう
私にはどう頑張っても残りの時間は決まっています。
若いあなたには今を大切に生きてほしい」

奥様が私を気遣う言葉より
横井さんが、最後まで語ることのなかった想いに深く深く悲しみを感じます。

横井庄一記念館に、横井さんが晩年になって当時住んでいた穴を再現した物が残されています。横井さんは、この制作には本当に細かく忠実に再現しようとしていたようです。

横井さんの言葉にならなかった想いは「この穴」に残されているのかもしれません。

 

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最後に

私の人生に横井庄一さんが出て来たことそのものが驚きでした

私とは年齢も違えば、時代そのものが違う人ですから、普通に生活していれば到底出てくる人ではなかったはず。
複雑性PTSDもびっくりでしたし、その繋がりから横井さんも出て来て本当にびっくりすぎて、人生っていろいろあるのだなぁ、としか言えません。
私には、後に「袴田さん」も出て来たので、人生は面白いと言いたいところですが言葉を謹んで、人生は奥が深い!にしておきます。

 

『横井庄一記念館』の様子を載せているサイトがありましたので、参考にして下さい。

「恥ずかしながら生き長らえて帰って参りました」という言葉を知る人も少なくなっているのかもしれません(「よっこいしょういち」も)。愛知県名古屋市の横井庄一記念館を尋ねました。

bqspot.com

 

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